だらだらと時間が過ぎ、もうすぐ『ビジネス・プレゼンテーション』の講義が始まります。シラバスを読むと講義開始2日前にスライドを提出するとのこと。あら、ヤバい。一つの講座を受けるのに12万円以上、6回で割ると1回当たり2万円以上も払って講義を受ける。ちゃんと利用して力をつけないともったいない!
しかし、一発目からスライドを提出です。思ったよりスピードが速い。でもたった6回しか講義がないのですから、プレゼンする練習がメインなのにスライドがないと。前回の『たいていのことは20時間で学習できる』(ジョシュ・カウフマン著、日経BP社)に書かれていた「スキルを身につけることと、学習するというのは異なる」という言葉が胸に響きます。
本クラスを受講する理由は、プレゼンテーションのスキルを身につけることであって、プレゼンテーションとはなんぞや?を学ぶためではないのです。
予習スライドを作成する前に、これまで勉強したことを思い出します。「なぜプレゼンをするのか?プレゼンの目的を押さえる」「聴き手にどのような状態(気持ち)になってもらいたいか?」「聴き手はどんな人なのか?聴き手の状況は?今回のテーマに対する認識は?何を知って何を知らないのか?」「何を伝えるか?」「聴き手の疑問は何か?」「どのように伝えるか?ストーリーラインは?」。
いろいろ考えなければならないのですが、今回与えられたプレゼンの状況は、たった3枚のスライドで行うとのことです。上手にまとめなければ聴き手も納得してくれないでしょう。
本日の読書は『グロービスMBAで教えているプレゼンの技術』の Chapter4 Section1 スライド作りと演出を考える、です。スライドを作る前に、まず上述のプレゼンの目的、聴き手の理解、導き方、ストーリーラインの骨格を決めます。
ここで、スライド作りの原則として、「一枚のスライドに一つのメッセージ」が望ましいとのことです。プレゼンの間中、スライドは聴き手の目に触れっぱなしのため、一枚のスライドに複数の論点を盛り込むと聴き手の施行の流れが混乱しやすいとのことです。
次に、スライドの基本的な構成要因として、タイトル、キーメッセージ、ボディがあるとのこと。もう長い年月、タイトルとキーメッセージをまとめてました。これらの間には整合性があるようにしなければなりません。グラフとメッセージ、写真とメッセージに整合性がとれているかどうか、注意が必要です。
そして、聴き手から見たときのわかりやすさを追求することが大切です。しかも徹底的に。注意点として、①フォントは十分な大きさで、②メッセージは(短く絞れるのならば)文字で入れる、③強調線や色づけでは残り部分とのギャップで目立たせる、というものが挙げられます。
一般的にフォントの大きさは18ポイントが無理なく読めるギリギリだそうです。もっとも小さい字でも18ポイントにする。なるほど。強調や色つけは、「目立たせたい部分を目立たせる」ことに絞って使うべき、と。なるほど。
以前、ACP(米国内科学会)の本部の講演会で、プレゼンスライドで使用する英字はArialに統一しましょう、と教わったことがあります。英語力がないのでその理由を詳しく聞き取ることができませんでしたが、いろいろ知っておくべきルールがあるみたいです。
今回、本から学んだことは当たり前と言えば当たり前なのですが、それを当たり前に実行することが難しい。学習+スキルを身につける(実行)を毎日続けて行きたいと思います。
ちょっとずつではもう間に合わない…。
ファイナンス基礎の成績が発表されました。”A”。初の A です。ちょっと自信が出てきました。なんせマーケティング経営戦略基礎、アカウンティング基礎はひどい出来でしたから。