このビジネス・プレゼンテーションの学習をなぜやっているか、それは10月からグロービス単科生としてビジネス・プレゼンテーションを受講するので、その予習のつもりです。入学していない単科生が受講できるのですが、10月のクラスの自己紹介文をみている限りはみんな本科生の様子。プレゼンってクラスでも行うから結構早めに学んでおいた方が良いのかなーと思ったのですけど。
今日はChapter3 Section2です。Section1では「何を伝えるか」でしたが、今回は「どのように伝えるか」になります。このブログも自分で見返して(他人が読んでも)上手く楽しい内容に伝えられるようになれば良いのですが。
「どのようにして」とは、「ストーリーライン」という話題の流れを設計することに尽きます。プレゼンでは映像ソフトや本と違って読み飛ばしなどができないため、ストーリーが中途半端だと聴き手が飽きてくるようです。ポイントは2つ、①聴き手が主に知りたいことにできるだけ早く到達する、②聴き手の関心が高いことに多くの時間を割く、です。これらの原則が守れない場合、プレゼンが失敗する確率が高いようです。回りくどく感じて飽きてしまうのか。
ストーリーラインにはいくつかパターンがあるそうです。本には①コンサル提案型、②ウィキペディア型、③起承転結型、④冒険小説型、と書かれています。①コンサル提案型は最初にいきなり結論を提示し、その後に理由を説明するもので、ビジネスシーンで定着しているそうです。医学の世界のプレゼンでは患者さんへの治療方針の説明に同じようなことをしますが、学会などで使うことはありません。近い将来、患者さんへの病状説明もプレゼンテーションとして学習することがあるのだろうか…。逆に医学系の学会発表で多いのは②ウィキペディア型です。まず概要を示し、次いで細部の説明、過去の経緯、実績数値、関連事項など。まさにこれです。逆に聴き手を説得させるビジネスの世界では余り使われないのでは?③起承転結型や④冒険小説型は講演会などでは使えそうですが、ネゴシエーションの場などでは使いにくそうです。
ストーリーラインに合わせて、聴き手の心をつかむために「共観してもらう・ほどよい権威のアピール、不安や迷いを取り除く、地雷を避ける」という手法についても簡単に書かれていました。また、自分の印象を残す仕掛けとして、笑いや雑学、決めぜりふなどもあると良いそうです。しかしこれらを使いこなすには、相当の下準備と経験が必要になりますね。いずれもさり気なく、優しい内容で組み込んでみようと思います。
そろそろ、プレゼンの本は半分を過ぎました。新しい学びを開始したいと思います。グロービスで「ビジネス・プレゼンテーション」のほかに、「人材マネジメント」を受講しますので、こちらもこの3ヶ月間で2冊くらい本を読んでしまいたいです。