ビジネス・プレゼンテーションの学習4

昨日は部下の送別会のためブログ更新できませんでした。本日は内科学会の生涯教育後援会もありました。ふくおか食べる通信から川茸という淡水のりが送られてきました。ブログの更新には文章を素早く丁寧に書く能力が必要で、私自身の文章作成能力は一般よりもかなり低い(時間がかかりすぎる)ことが分かってきました。本を読むスピードも遅く、悲しいですが、少しでも早く正しい文章を書く練習を続けます。

『グロービスMBAで教えているプレゼンの技術』のChapter3 Section1です。プレゼンの準備の続きです。聴き手に関する情報を集めた後は、聴き手に「何を伝えるか」を考えます。これにもコツがあるようです。

聴き手がプレゼン前の状態から目的(行動)とする状態に移るまでに、①疑問や反論に思いそうなことを洗い出す。②洗い出した疑問の中で優先順位をつける。③疑問に対するメッセージを考える。③メッセージを支えるロジックや事例を考える。といったものです。

プレゼン成功の大敵は「飽き」「モヤモヤ感の放置」ということで、聴き手が疑問に思うことはプレゼン中に解消されていくべきです。その疑問がどのようなものかを推測しておく必要があります。聴き手が疑問に思いそうなことを洗い出すヒントとして、「人がものごとを把握しようとするときの典型的な視点のセット」を当てはめて考えることが良いそうです。それは①全体から部分へ。②時系列の流れ。③問題解決の流れ。④メリット/デメリットの比較。とのこと。こうした視点から疑問を洗い出し、優先順位をつけてプレゼン中に解決させる。なかなか難しいことですが、こうした視点から自分のプレゼンを今一度見直してみる必要があります。そして疑問に対する答え(メッセージ)は、なるべくダイレクトに、分かりやすく誤解のない表現で、聴き手にとって魅力を感じる表現にする。同時に、メッセージに説得力を与えるロジックを考える。

ロジックを与える…これもまた言うは易しです。メッセージの理由というか、証拠、エビデンスとでも言いましょうか、きちんとした説明を入れるとのことです。そりゃそうですが…。ポイントとして、聴き手の理解を超える説明はしない、聴き手の納得する勘所を押さえる。後者はなかなかできそうにありません。Chapter2で行った聴き手の理解(分析)が重要になります。

聴き手のことをよくよく考えて、ということですね、再確認。やはり医学のプレゼンとは異なります。

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