しばしば、やる気の出ない日があります。本日がそうでした。ブログを始めて4回目の投稿ですでに挫折寸前ですが、それでも頑張って数ページ読もうとしていました。
本日は先日の続き『戦略読書』80~100ページと、ダイヤモンド社『グロービスMBAで教えているプレゼンの技術』のChapter1です。プレゼンテーションは学会や研究会などでしばしば多人数を相手に行いますが、その実、医学の世界における発表でしかありません。10月からグロービスのビジネス・プレゼンテーションを受講するので、一般社会のプレゼンテーションはどの様なものか予習をかねて、『プレゼンの技術』を強引に読むことにしました。
Chapter1では、良いプレゼンテーションとは聴き手を(目論見どおり)動かすこと、プレゼンは準備が大切、その準備に基本ステップを押さえよう、という内容でした。ステップは3つ。①目的を押さえる、②聴き手を理解する、③聴き手の導き方を決める、です。
①目的を押さえるとは、聴き手がどんな状態になってほしいのかを考えること、②聴き手を理解するとは、聴き手の情報を収集し、聴き手を動かすのに何が効果的なのかを知ること、③聴き手の導き方を決めるとは、聴き手を動かすために何をどのように伝えるか、ということでした。まあ医学の世界でのプレゼンとほぼ一緒ですが、研究成果を報告する『自分のためのプレゼン』と異なり、ビジネス界のプレゼンは常に聴き手を中心とするものであることが分かりました。
また、良くないプレゼンには3つの思い込みがあるとのことでした。①プレゼンは一部の特別にパワーのある人のものと思っている、②プレゼンスキルとは「その場で臨機応変に上手くやれるスキルのこと」と思っている、③プレゼンの事前の準備というと、原稿や資料作りだけだと思っている、とのことです。これに対する回答として、①普通の人でもセオリーを身につけスキルを磨けば十分可能、②事前の準備にもセオリーやスキルがあり、むしろこちらが重要、③目的を精緻に考え、聴き手のことを取材することも重要、とありました。
③については、正直心に痛い話でした。医師の世界での発表は自分の研究成果を世間に知らしめたい気持ちでいっぱいのため、聴衆のことをあまり考えていません。ビジネスでのプレゼンでは、訪問販売で品物を買ってもらうことを想像すれば分かりやすく、聴き手中心である。本日得た学びです。
この程度のことも知らない(知ろうとしない)生活を長年してきました。大丈夫かな。しかし短時間でも無理矢理に本を読んで良かったです。
こうやってブログを書き進めることも、プレゼン力と文章作成力を高めることにつながると信じて、続けて行きます。