前回の投稿で仕事面での精神的疲労について書きましたが、グロービス単科生は続けています。ビジアナ(BAN)は講師の教育や人柄が非常に良く、大変ながら心の安らぎにも成っています。
しかしながら、勉強はそんなに甘いものではありません・・・。以下は講義の振り返りのまとめです。
Day4はレポート会でした。ビジネス・アナリティクスよりも自身のメンタル面の振り返りになりました。頭の何かが完全に抜けていることに気づかされボロボロになりました。
内容は実在する石鹸の話です。ケースを学んで、石鹸が1個売れ、使われるまでに、どれほどの人間の複雑な思いが交差することを思い知った。固形石鹸を長らく使っていないこともあり(普段は液状石鹸)、石鹸1コを使い切るのにどれくらいかかるか、なんて本当に単純な疑問にも当たらなかった。
マーケティングというものの向き合い方が悪い。石鹸を売るなら、自分で石鹸を使ってみなければ何も言えない。これから先、マーケティング(何かを売り込む)の際には自分で買って触って使ってみる、を地で行こうと思う。
マーケティング戦略の3C、STP、4Pはどんなときにも必須であった。また、実際に行動(仕事)した場合はおそらく理解できた内容も、卓上の勉強で自分事でなければ不十分な考察になることにも気づかされた。管理職になると現場から遠ざかってしまうが、仕事も積極的に現場に行くようにしよう。AIETAというフレームワークがあることを学んだ。
状況を正しく把握する:問題点がどこにあるのかモデル化によって構成要素をまとめる。モデル化、イシューの分解は抜け漏れなくまとめるには非常に便利であることを学んだ。Where, Whatを先に、続いてWhy, Howを。後から振り返ると何のことかわからないかもしれないが、まず『問題点がどこなのか』を探す方が早い、ということ。
(旧体制の)一般の医師にとって、上司(特に教授)の命令は絶対である。白い巨塔の時代から数十年が過ぎた今でも、大学主任教授は隠然たる権力を持つ。そのためか、上からの命令に疑問も持たずにとにかく目標達成しようとする自分が存在した。恐ろしい。当たり前の話だが、事業が上手くいかないときは撤退も考慮に入れるべきであった。猪突猛進だけではリーダーとしてはよろしくない。
最大の気づきは、自分の思考のクセが、『その次』『もう一歩踏み込んで』分析しておらず、この先が根性論で終了していた。もう一歩分析することで不可能な理由まで踏み込めたかもしれない。クリシンのときも深く考え込めずに落ち込んだが、1年経った今も成長していない。トヨタ自動車だったか、5度のナゼを頑張ってみよう。
ビジネス・アナリティクスという講義なのに、自分の精神面、未熟さ、生まれて40数年続いている弱点をさらけ出すマイセルフ・アナリティクスとなった勉強でした。いつかこの振り返りが役に立つ日が来ることを信じて。